小川 賢太郎氏へのインタビュー(株式会社ゼンショーホールディングス 創業者・代表取締役会長、元代表取締役社長)
錄製者 Venerable Shi Fa Ru
錄製日期 2026年6月6日

小川賢太郎から役員陣への言葉
小川賢太郎:
親愛なる息子たち(小川 洋平、小川 一政)、そして愛すべき同志たち(笹川 直樹、南 哲史、一木 直哉、安元 祐貴)へ。
まずは君たちに感謝を伝え、そして謝罪をさせてほしい。
君たち一人ひとりが本当に優秀で、ゼンショーとその巨大な事グループを背負い、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という私たちの精神をけ継いでくれていることに感謝している。それが単なるスローガンだと思われがちであっても、君たちは見事にやり遂げ、企業全体の持続可能な経営に責任を持ってくれている。本当にありがとう。
一方で、私の職場でのさまざまなやり方、情け容赦なく皆の気分を害してしまったことについて、当時は意地を張って謝れなかったが、今ここで正式に謝罪したい。今回は何の言い訳もしない。純粋にお詫びさせてほしい。
死んでから打ち明けるなんて卑怯かもしれないが、これが今の私にできる唯一のことなんだ。生きている間に胸の内をすべて明かせなかったことを申し訳なく思う。だが、本当は私のの中は君たちへの感謝でいっぱいなのだ。ゼンショーは君たちがいてくれなければ、いつでも倒産しうる会社だったことなど、私が誰よりもよく分かっている。私の態度がどれほど積極的で強硬であったとしても、君たちなしに今日の盛況はあり得なかった。
ただ残念なことに、今の私はただの霊になってしまった。人は死ぬと本当に途方に暮れ、無力になるものだ。君たちがそばにいない中、孤独な霊となった私には何もできなかった。この2ヶ月間は短いようでいて、私にとっては本当に多くのことを経験した時間だった。自身の死を受け入れ、霊としての生活に適応するだけでも、多くの苦しみがあった。だが今、私は落ち着く場所を見つけた。オーストラリアにある仏教寺院だ。
死後に起きたこれまでの出来事をすべてこの手紙に書き記し、不安な気持ちを抱えながらも、お寺にお願いしてこの手紙を君たちに送ってもらうことにした。霊になってしまった私のことを信じてくれるかどうかは分からない。だが、皆とはこんなにも長い付き合いなのだ。自分の実の息子であり、旧知の友でもある君たちなら、これが私だと分かってくれるよな?
とにかく、私は今元気にやっているし、霊としての生活にも少しずつ慣れてきた。皆に無事を伝えておきたい。私の人生をこの上なく素晴らしいものにしてくれて感謝している。これは生前に言いそびれてしまった言葉だ。もし君たちがこの手紙を読んでくれるのなら、私も心から満足だ。
小川賢太郎
インタビュー: 小川賢太郎
インタビュアー: 釋儒法師
日付: 2026年6月6日
小川賢太郎:
一政、洋平、父さんだ。お前たちは私の最期の姿を見ていないかもしれないが、死に至る過程というのは本当に苦しいものだった。生前、死を迎える過程が苦しいだけでなく、死んで魂となってからも、その苦しみは続いているんだ。
これらはすべて、生前のいに起因している。本当のことを言わなければならないが、私は死後、地獄に落ちて刑を受けている。この「抜舌地獄」のことは口にするのも憚られるが、ビジネスの場であれ、仕事であれ、家庭であれ、どんな嘘も許されないということを如実に示している。たとえ善意からのものでも、体裁を取り繕うためのものでも、そこに少しでも「自己保身」の要素があれば、その嘘は一つたりとも見逃されることはなく、地獄で刑を受けることになる。それほどまでに、極めて重大な結果をもたらすものなのだ。
しかし、生前の私はその道理を分かっていなかった。自分の口八丁で多くの人を納得させられると思い込んでいたし、実際そうやって事業を拡大し、素晴らしい人脈を築いてきた。そのことは、お前たちもよく知っているだろう。お前たちも私と同じような能力を受け継いでおり、非常に優秀だと信じている。だからこそ、気をつけなければならない。その一つ一つの行いには、いわゆる「」があるのだ。因果とは、自分がやったすべてのことに対して、最終的には自分自身で責任を負わなければならないということだ。もし他人を傷つけたり、道徳に反したり、公序良俗を乱したり、誠実さや実直さに背くようなことをすれば、すべて償わなければならない。
私は地獄で刑を受けている。一ヶ月、いや二ヶ月近く刑を受けているかもしれないが、実のところ、地獄の中にいると時間の長さなど全く分からないのだ。ここでは一日が一年にも感じられるほど、ただひたすらに苦しい。一瞬たりとも休まる暇はなく、苦痛が途切れることはない。舌を延々と抜かれ続け、血が滝のように流れ落ちる。あまりの恐ろしさに直視することなどできない。口の中に広がる生臭い血の味は幾度も繰り返され、あまりの苦痛に気絶し、そのまま死んだと思ったら、再び生き返らされ、絶え間なく繰り返し刑を受け続けるのだ。このような苦しみは、本当に耐え難いものだ。
昨日、ある寺院が私を地獄から引き上げてくれた。当初は、この地獄から自分を救い出してくれるような寺院があるのかと、ひどく困惑したものだ。だが、ようやく分かってきた。この寺院には、仏様がいらっしゃるのだ。計り知れない法力とエネルギーを持った仏様だからこそ、地獄から私を救い出すことができたのだ。何しろ、あの苦しみは私が自ら招いた業の結果であり、償わなければならない報いだったのだから。
我が家にも仏教に親しむ背景はあったが、これほどまでに凄まじい力を持った仏様にまみえたことはなかった。ここでお前たちに、ある驚きの報せを伝えたい。私は、いわゆる「本物の仏様」に本当に出会ったのだ。そのお姿をこの目で見た。寺院にある仏像のようなものではなく、言葉では言い表せないほど巨大で荘厳、そして黄金の光を四方に放っておられた。
魂の身となった今、私は光に満ちた、静かで美しい場所に身を置いている。もう二度と地獄の苦痛を受ける必要はないのだ。もし機会があり、私の言葉を信じてもいいと思ってくれるなら、どうかインターネットで「オーストラリア香光大佛寺(こうこうだいぶつじ)」と検索してみてほしい。この寺院は長年にわたり、様々な孤独に苦しんでいる霊や、異なる空間や世界で苦しんでいるあらゆる霊魂を救い続けている。そして、救われた魂を、今私がいるこの寺院の光り輝く静寂な世界へと導いてくれるのだ。ここでは誰もが苦しみから解放され、心安らかに静養し、修行に励むことができる。これは、ここへ来て一日の間に私が学んだことだ。もし信じる気持ちがあるなら、自分たちの目で確かめてみてほしい。
実のところ、この寺院は何かを要求しようというのではない。寺院が苦しむ霊を救うのは、ただ多くの人にこの偉大な仏様の存在を知ってもらい、助けを求めてほしいからに他ならない。この仏様は、人々が再び地獄で苦しむことのないよう、真理に基づいた正しい道の歩み方を教えようとされているのだ。だから、もし興味があれば、たとえ半信半疑であっても構わない。寺院が説く内容に触れてみてくれ。たとえお前たちがここに私を訪ねて来なかったとしても、せめて説かれている真理や正しい観念を学んでほしい。そうすれば、私と同じような過ちを繰り返さずに済む。私は家族のことばかりを案じているが、いくら気にかけても、今の私には実質的な助けを差し伸べることはできない。お前たちは衣食住に困らぬ生活を送っているから、その点は心配していない。だが、地獄という場所を経験した身として、私が心から恐れているのは、お前たちが私と同じ苦痛の道を歩むことなのだ。一日も早く仏法を学び、あのような苦しみを避けてほしい。
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